フランス・サンドニの中学校が、Le Bon Coinでフランス語の先生探し

フランスと日本、都会と田舎、中上級階級と庶民など、さまざまなはざまで生きてきた境界人であるため、他の人と違う視点を持った著述家として活動しています。コラム執筆などの依頼も請け負っております。

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フランスの日常
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テロリストが潜伏していたフランスのパリ郊外に位置するサンドニ。テロが影響を及ばしたわけではないのですが、

なんと、フランス語の教師が見つからず、休講続き

ということで、PTAがLe Bon Coinと言う、フランスで一番有名な個人の売買サイトに求人のアナウンスを出したことが話題になっています。

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教師がよく休むが代りが見つからないフランス

フランス語の先生が産休に入ったことで、授業の休講が続くサンドニの中学校。
しかも、その産休はすでにかなり前から解っていたのに、代理の先生を学校側が見つけられなかったようです。

お蔭で、フランス語は主教科だと言うのに、休講。

特に、3eなんて中学校卒業試験を控えているのにもかかわらず、

すでに80時間分のフランス語が休講

と、かなり深刻な状態。

そこで、その状況に耐えかねたフランスの中学校のPTAと言えるFCPEのメンバーの一人が、Le Bon Coinにアナウンスを出すに至ったのでした。

日本にいると、

先生が見つからないなんてことあるの?

と思うかもしれませんが、

フランスでは非常よくあります。

特に英語の先生を見つけるのが大変で、ちょっと先生が病欠なだけで、3か月英語の授業が無かったなんてこと、もう、周りで何回も現実に起こっています。

一応、2週間以上の休暇であれば、代替えの先生が来ることになっているですが、見つからないんだからしょうがない。

しかも、病気がちで、月に1週間づつ休むなんて状態が一番最悪。

代替えの先生は来ないわ、授業は少ないわで、1年経つと、明らかに他のクラスとレベルの差がついています。

ulala家の近くの町でも、英語の先生を探すのに親御さんがfacebookで呼びかけたところ、ようやく見つけたと言う事例がありました。

このサンドニの中学も、Le Bon Coinにアナウンスを出したことにより、遂に、2人のフランス語の先生が名乗りを上げてくれたようです。

これで、一安心。

でも、親御さんの心配は尽きません。

遅れた授業の内容は、どうやって追いつけばいいの?

ほんとだわ。どうすんのよ。まったく。。。。

ってか、どうして学校側では先生が見つけられないの?かがギモンだわ。。。

休講になることが少ない。
代替えの先生がちゃんと見つかる

そんな普通のことが、普通のように出来る日本って、実はほんとにありがたいことなんですよね。

学校に行っても先生が居なくて、十分な授業を受けることができない。

そんなことがあり得るのが、フランスの公立の中学校なのです。

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