人気のブランドの概念が変わるフランス

フランスと日本、都会と田舎、中上級階級と庶民など、さまざまなはざまで生きてきた境界人であるため、他の人と違う視点を持った著述家として活動しています。コラム執筆などの依頼も請け負っております。

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フランスの日常
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あれは、何年前のことであろうか。リドル (Lidl)というスーパーマーケットが、

「他のフランスのスーパーよりすごい良い!」

と言った時、私よりフランス滞在期間が長い日本人女性がこう言った。

「あそこの食べ物食べると食中毒になるのよ。あんな低レベルのお店に買いに行くなんて、ちょっとあり得ないわ(^0^*オッホホホホホホ」

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以前までのリドル (Lidl)の立ち位置

リドル (Lidl)とは、世界中に約8000店舗を展開するドイツのディスカウントスーパーマーケットのチェーンである。

昔は、低所得者の多く集まる、危いと噂の地域に建っていることが多く、実は最初の頃はお店に入ったこともなかったのだが、それが、近所に建つようになり行き始めたところ、

なんと

スーパーの店員のレジが早い!」
便利グッズがある!」
適正価格で売ってる!」


ことに感動したのだ。

一般のフランスのスーパーは、まず、店員がぺちゃくちゃおしゃべりをしてレジでの時間が異様に長かったりする。妙に高圧なレジのおばさんのあのゆっくり加減にイライラが募るばかりであった。

しかも、商品のデザインはとても素敵なのだけど、なんだか機能的ではない

おまけに、こんなものが?と思う物がべらぼうに高かったのだ。

まったくもって、高飛車商法!

なので、最初にリドル (Lidl)に行き始めた当初には感動すら覚えたのである。
(いや、日本だったら全部、当然のことばかりなんですよ(笑))

時代の変化

ところがである。時代はあっという間に変化した。

2018年

なんと、リドル (Lidl)

フランスで一番人気があるスーパーに

そして2019年には、自動調理器という大人気の商品が発売され、

なんと、「あんなとこで買う人バッカじゃな~い」とか言っていた裕福層までに店に詰めかける現象まで起きた!!

そして2020年。スニーカーが大爆発!

そして、またまた今年も大騒動が起きた。

なんと、今年はスニーカーである。

先に販売していたベルギーでも大反響があったが、それはフランスでも同様の現象が起きたのだ。

いそくさと、限定販売のリドル (Lidl)カラーの靴を買いにく来る人々!

いや~、これは全然わからない。

どうして、この靴がいいと思って、こんなに沢山の人が買いに来てるの。。。

値段は安い。確かに安い。たったの

12.99ユーロ(約1652円)

という安さだ!

ま~安いなら、そりゃ買いたいよね。(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウンそれは納得。

が、しかし、

速攻で売り切れたこのスニーカー。なんと、ネットでプレミアムが付いた。

中には、10倍以上の値段を付けている出展者も!!

ヾ(。 ̄□ ̄)ツ

え~これにはリドル (Lidl)推しの私も、ちょっとドン引き~(;^ω^)どうしてここまで熱狂的に人気なの?
何気に、楽天営業のサイトで99.99ユーロとか、超目立ってるし~(笑)

ヤバいですね~、あり得ないですね~、時代の流れを感じますね~

いまや、リドル (Lidl)は、人気ブランドですよ。

も~、「あ~ら、あんなお店で買うなんて」なんて言ってた、日本人、

も~ほんと、超、時代遅れですよ~

フランスも、知恵と勤勉さのドイツのお店にドンドン飲み込まれていっているんですね~。

努力と知恵と勤勉さだけなら誰にも負けない日本も、負けてられませんね(^^♪

この記事の解説

この冒頭に出てくる日本人女性も実在の人です。 昔は、フランスではこういう言い方するのが普通だったんです。 フランス人を含め、何度こういう言い方する人たちに出会ったことかわかりません。

階層社会のフランスのリドル (Lidl)の立ち位置は、低所得層のスーパーでした。しかも、フランスはドイツを嫌っていました。 だから、リドル (Lidl)に行くことは低階層の印で、それこそ出自が悪いというレッテルをはられます。 そのため、自分の立場を優位に見せようとする人がマウントしてきていたのです。

でも、すっかり現在リドル (Lidl)の業績がよくなって、人気もアップ。 人気が出たからいつものように人気の外国企業を叩く手として、フランスのテレビではリドル (Lidl)労働環境が悪いと散々叩いたけど、人気は落ちず。

商品とサービスがよければ、フランスででも勝てるってお話しです(^^♪

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