フランス・アングレームのアンチホームレス対策が大問題に!

フランスと日本、都会と田舎、中上級階級と庶民など、さまざまなはざまで生きてきた境界人であるため、他の人と違う視点を持った著述家として活動しています。コラム執筆などの依頼も請け負っております。

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フランスの日常
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フランスの田舎町、アングレームで、ホームレス(SDF)がベンチで横にならないようにするために、

ベンチにフェンスが張られた

ことで、フランス中で問題視されています。

しかも網が張られた日が

12月24日のクリスマスイブ!!

ってことも、フランス人の怒りを増幅させる結果に。

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アングレームからのクリスマスプレゼント!

カトリックの国フランスでは「弱者が居れば少しでも助ける」ことが普通とされてきて、毎年、寒くなるこの時期、特にクリスマスには、いつも路上で生活していて大変なホームレスの人々を少しでも幸せにできることをしている活動がテレビで盛んに放映されます。

それが、今年は、

な、なんと

アングレームでは、アンチホームレス対策を行っていると言うことで、各、メディアに取り上げれ

非難殺到

Angouleme SDF 
「これがアングレームからのクリスマスプレゼントです・・・ありがとう市役所!」

と言う皮肉の張り紙が張られる始末。

市側では

「24日に柵が張られたのは、たまたまで、前々から泥酔してベンチを占領する人達が問題になっていて、そのための対策をしただけだ」

と言ってますが。。。

泥酔している人と言うのはまさにホームレスが多く、クリスマスの間は人々が集まる商業地区に来てほしくなかったのでしょうと言われています。

結局、大非難の結果、26日には撤去されたようですが・・・・一時的にと言う事のようです。

一方カナダではホームレスのために屋根付きベンチ

屋根付きベンチ
(konbini)

せっかくあるベンチに、お金をかけてたいそう立派なフェンスを作ったアングレームに対して、「一方カナダでは、ホームレスのために雨がしのげる屋根を付けているところがある」と、SNSなどで拡散されてました。

確かに、問題になっているのはなってるのでしょうが。。。お金をかけるならもっと違うアイデアを出した方がよかったかも。。

だいたい、フランス労働省が12月24日発表した2014年11月末時点の失業者数は3カ月連続で増加し

過去最悪記録を更新

明日は、我が身かもしれないんですよ。

なんだか、悪評で名前が挙がってしまうアングレーム。。。今後はどういった動きをしていくのでしょう?ちょっと気になります。

twitterでの反応


コメント

  1. 本田一郎 より:

    お役所が冷たいという点では日本と似てるんですね。

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