日本と何かが違うフランスの「分数」の読み方

フランスと日本、都会と田舎、中上級階級と庶民など、さまざまなはざまで生きてきた境界人であるため、他の人と違う視点を持った著述家として活動しています。コラム執筆などの依頼も請け負っております。

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分数 フランス語
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息子が、分数を習ってきました。

CM1(小学校4年)の息子。その日は「分数」と言う言葉など、超基本を習ったようです。

がしかし。。。

何かが違う。。。。日本で習った分数と何かが違うフランスの分数・・・

今日は、息子から学ぶ、フランスの分数の読み方です。

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分数の用語

la fraction 分数

le numérateur 分子 / le dénominateur 分母

こちらは、特に問題がないでしょう。

日本と書き順が違うフランスの分数

息子の分数を書く姿を見ていると、何かが違います。
そしてulalaが、分数を書いて説明すると「?」と首をひねるんです・・

何が違うんだろ。。と思ったら

書き順が違う!!

ulalaは、3分の1と、3,線 1と下から書きます
jpa

でも、息子は、1 線 3と上から書きます。
fra

フランス語では、読み上げる時に分子から読むんです。

いや、マジで。。

1/2、1/3、1/4読み方が違う

分数を習う初日には、基礎として1/21/31/4の読み方を習ったようです。

それぞれの読み方が、

1/2 un demi
2/3 deux tiers
3/4 trois quarts

と、分母が2,3,4の時は、日本のように数字では読みません

確かにフランス語では、

un demi 半分
un tiers 3分の1
un quart 4分の1

です。なので、算数の分数の時もそれを使うようです。
(まあ、英語と規則は同じです。)

そこで、

「じゃあ、4/5はなんて読むの?」

と聞くと、

「う。。。ん。先生に聞いてみなきゃ」

(; ̄ー ̄A 知らない様子・・・

まあ、次回習うのでしょうが・・・

でも、日本だと、2分の1、3分の1、4分の1と、数字をそのまま読み上げるので、別に習わなくても、普通に続きが出てきて5分の1と言うと思います。

それが、フランスは、un demi,un tiers,un quartであり、日本のように続き数字ではないので、その次が自動的にでてこないのでしょう・・・。

ちなみに5分の1から、分母は序詞で数えます。

1/5 un cinquième
1/6 un sixième
1/7 un septième
1/8 un huitième
1/9 un neuvième
1/10 un dixième
1/100 un centième

分子が複数になると、分母も複数形になります

28/100 un centièmes

そして、分母の数が大きい場合、分子 sur 分母と言い方もします。

フランス語のこの分数の言い方には、混合される問題があるようで、例えば

1127e mille-cent-vingt-septième
1120/7  mille-cent-vingt septièmes
1100/27  mille-cent vingt-septièmes
1000/127  mille cent-vingt-septièmes

全部一緒じゃん!これは、完全にですか?。。。(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

こう言った、聞き間違えが発生しやすいので、surを付けて分かりやすくしている面もあるみたい。

なので母数が多い物は、mille surcent-vingt-sept

これも間違えないように mille-cent sur vingt-sept

同じく間違えないように mille-cent-vingt sur sept

誰かに説明する時には、こちらの方がわかりやすいとの話です。

日本語の方が規則的だわ。。。

慣れれば、どおってことないのかもしれませんが、フランス人でも、分子が複数の時、分母も複数形で書くなんてこと、速攻で忘れちゃっている人もいます。

まあ、フランス語の文字で書くことは滅多にないので、問題はないのでしょうが・・・

いずれにせよ、

激面倒くさい

日本の分数の言葉の表現の方が、単純でわかりやすいな~と思った「息子から学ぶ分数のフランス語の読み方」でした。

コメント

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