フランス語のあいうえお「発音、読み方」

フランスと日本、都会と田舎、中上級階級と庶民など、さまざまなはざまで生きてきた境界人であるため、他の人と違う視点を持った著述家として活動しています。コラム執筆などの依頼も請け負っております。

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フランス語の発音 フランス語
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「子供と一緒にフランス語」シリーズをスタート♪

子供と一緒にフランス語を学んでいくのが、一番のフランス語を上達する方法♪

学んだことを、こちらで共有していければと思います。

と、言うことで、早速、6才の娘がしているフランス語のお勉強♪

娘が、最近、

「ア」「シュ」「ワッ」

と、発音を動作付きで説明してくれるようになりました。

学校で文字の読み方の説明に、先生が教えていたことみたいなんです。

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フランス語を発音、読むのに大切なphonème音素って?

CP(小学校1年生)の一番の仕事は、

「フランス語が読めるようになること」

小学校では、フランス語を習うのに「phonème音素」を基本に読み方を習います。

「phonème音素」とは、言語の発音の基本となる部品、母音と子音などをいいます。

フランス語では、「phonème音素」の数は

16個の母音 16 voyelles
3個の 半子音/半母音 3 semi-consonnes/voyelles
17個の子音 17 consonnes

計36個。

この36個の発音ができれば、フランス語全ての発音ができるようになり、
文字と発音の原則を覚えれば、ほとんどの単語や文が読めるようになるんです。

日本だと、例えば「かきくけこ」

「ka ki ku ke ko」

子音[k]と母音[a]がすでにペアになって、組み合わさっている形を使っています。
なので、普段、「子音」を単体で発音することがあまりありません。

でも、英語もフランス語も子音だけで発音する場合があります。

例えば、名前でPaul

日本語で「ポール」ローマ字で「poru」読み方的には[polu]

日本語では、自動的に最後に[u]発音が付いてしまいますが、英語もフランス語も

子音の「l」しか発音しません。

日本語で言う「ル(lu)」の母音の[u]は言わないんです。

外国語を熱心にやってる人には当たり前のことだけど、
ポール君の「ル」のように、母音を付けて発音している人は、結構多いと思いませんか?

多分、子音単体で発音することを理解していない場合もあると思います。

ほんとは、最初にこの違いをしっかり理解した方がいいと思うのですが、
私は、学校でこういう風に教わった覚えがありません、、どうでしょう?

フランス語の文字の発音

フランスの小学校1年生のCPでは、
下記の表のような文字の発音と、そのいろいろな読み方を一年ぐらいかけて習います。

ようするに、これが、日本で言う「あいうえお」的なものと言ってもいいぐらい。

この、一つ一つの「音les sons」を覚えて、
その「音les sons」の「それぞれいくつかある書き方」を覚えて
文字が読めるようになります♪

なので、フランス語を始める時は、この「音les sons」を、平仮名やカタカナ表記では書かないで、このまま発音だけ聞いて覚えるぐらいの勢いで覚えると、後々楽なんじゃないかな~と。
実際は、日本語には存在しない発音があるので、最初は難しいとは思いますが。

[ a ] papa [ s ] sauce
[ i ] midi [ u ] toutou
[ o ] moto [ ə ] cela
[ r ] rire [ b ] bobine
[ e ] bébé [ ɛ ] laitière
[ m ] maman [ ã ] enfant
[ t ] tatie [ ʒ ] joujou
[ p ] papi [ n ] nounou
[ õ ] bonbon [ v ] vivant
[ k ] coq [ z ] zigzag
[ l ] lilas [ ʃ ] chouchou
[ y ] tutu [ g ] gong
[ d ] dindon [ in ] tintin
[ wa ] toit [ œ ou ø ] neveu
[ f ] fanfare [ ɲ ] montagne
[ j ] fille

各発音記号の発音を知りたい時は、下記のサイトをどうぞ。

Conscience Phonologique

各発音の横の矢印を押せば、発音を聞くことができます。

他にも、各発音についてWEB上でできる練習問題や、PDFをダウンロードしてできる練習問題などが充実していますよ。

発音記号も使うけど、ほぼアルファベットで覚える

CPで文字の読み方を習う時、発音記号ももちろん一緒にプリントに書かれてますが、
子供達は「発音記号」を見ながらではなく、そのままアルファベットを見て覚えるみたいです。

こんな感じ。
les sons francais フォネティック

日常で使わない、変な形の発音記号はありません。

この表が載っているサイトでは、単語の上を左クリックすれば、その単語の発音も聞けて、文字の発音を確認することができますよ♪

Les 33 sons du français

娘がやっていた、この発音達を、動作を付けて覚えるメソッドは、こちら↓
フランス語の発音と文字を動作で覚えるボレル・メゾニィ法

「phonème音素」と「les sons音」の違い

ブログ内で、最初「phonème音素」と書いていて、最後は「les sons音」になっていますが。。悩んだ末、2つ書いてみました。

と言うのも、言語の学問的には、統一された側面と、実際使われている側面があって、それを分けたのが「Phonologie音韻論」と、「Phonétique音声学」になります。

言語学的には、「Phonologie音韻論」で研究するけど、
実際は「Phonétique音声学」の言葉が話されているみたいなこと。

◯ Phonologie音韻論
学問的な発音

◯ Phonétique音声学
訛りや、地域差、個人の差の発音を含めたもの

この違いで、発音記号の記号の差がでてきて、下記のようになるようです。

La phonologie音韻論 →les phonèmes音素 => //の発音記号を斜め線で囲む

La phonétique音声学 →les sons音 => []の発音記号を囲むカッコを付ける

日本語で、言えば、例えば「らりるれろ」の子音の発音を

音韻論に言えば/r/ と記述して、それは常に変わらないけど、
場合によって、また人によって、[r], [l], [ɾ], [ɽ]と発音しても「ら」として通じていると言うこと。これが音声学のようです。

でも、実際は、よく解ってない人も多いので、混合されて使われていたりするとか。
確かに、フランス語のサイトを見ても、ごちゃごちゃに混じってます。

なので、一言「発音」と言っても、どっちの言葉を使うべきかと考えた時に、
学問的な言語としての基本部分の説明では、「phonème音素」で説明しても、、
学校で習うのは、「les sons音」なのかな?

と理解したのですが。。

どうでしょう?詳しい方、ぜひ、教えてくださいね♪

今日の「子供と一緒にフランス語」はこれで、おしまい♪

なにせ、専門でフランス語をやっているわけではないので、間違っているところあるかも。。
もし、間違っているところがあったら、教えてね♪

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