イケアブランドのブルーベリージャムに基準値を超えるセシウム量!?

フランスと日本、都会と田舎、中上級階級と庶民など、さまざまなはざまで生きてきた境界人であるため、他の人と違う視点を持った著述家として活動しています。コラム執筆などの依頼も請け負っております。

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フランスの日常
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最近、定着したフランス人のジョークの中に、日本の放射性物質ネタがある。

例えば、日本からおみやげのお菓子を買っていけば

「ははは、ありがとう。でも、放射性物質は入ってないだろうね(^^)」

と、すご~い軽い挨拶程度に言ってくるんです。

最初は、

「はっ?(;・∀・)」

と思ったけれども、最近では慣れてきて、こちらも軽く受け流すようになってきました。

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ブルーベリージャムに入っていた基準値を超えるセシウム量

だいたい、日本は問題があったことで注目されているのと、マニアックな部分があるから強調されるのだけど、ハッキリ言って多分ヨーロッパの方が多いんだと思うけど・・・

と漠然と思っていたら、下記のニュース

あまり報じられていないが、今年9月、日本に輸入されたスウェーデン製ブルーベリージャム「ブルーベリーエキストラジャム」から、食品中の放射性物質の基準値(100ベクレル/kg)を超える140ベクレル/kgのセシウムが見つかった。ウクライナ産ブルーベリーを使ったジャムで起きた食品衛生法違反事例として、この一件は厚生労働省のホームページ上でも確認できる。

事故後に、基準値を200ベクレル/kgから、100ベクレル/kgに下げて、チェックが厳しくなったので、ヨーロッパからの輸入で通らないものが増えていると聞いています。

実際に載っているのか、厚生省の輸入時における輸入食品違反事例(http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/ihan/)で調べてみたら、本当に載っていました。

違反事例速報(平成25年度)
スウェーデン(ブルーベリーの原産国:ウクライナ)
放射性物質 (セシウム) 140 Bq/kg 検出

「自然」のなんて言われているブルーベリーなんて、昔のままの山の中で摘み取ってるんだから、普通にそのぐらいあるんだろうな~と想像します。
以前の馬肉問題じゃないけど、例えフランス国内で売られていても、原産はヨーロッパ中やもしくや世界中のどこから来てるかわからないんだし、ジャムにされたら、どこで摘み取られたブルーベリーかなんだか解らないのだから、ヨーロッパにいれば今までもみんな知らないうちに食べてきてるとシミジミ。

実際、下記のような事例も見つけました。

違反事例速報(平成21年度)
オーガニック ブルーベリージャム A●RO’ ●OV●E フランス
暫定限度を超える放射能濃度(Cs134及びCs137の合計) 500 Bq/kg 検出

オーガニックは体にいいと思いきや、今なら、むちゃくちゃ騒がれそうな、暫定限度を超える放射能濃度、な、なんと

500 Bq/kg

もちろん違反事例になっているぐらいだから、日本には入っていないけど、、、

多分、フランスでは普通に今でも売っているんだろうなと推測しますが、どうでしょうか?

というのも、そもそも、その時代や、国によって基準が違うみたいで、

Sources de contamination, normes alimentaires en situation normale ou de crise nucléaire

C’est un produit de fission de l’uranium et, comme tel, des quantités plus ou moins importantes de cet isotope ont été relâchées dans l’atmosphère d’abord dans les années 1940 et 1950 lors des essais nucléaires à l’air libre, puis lors d’accidents nucléaires (Voir la Liste des accidents nucléaires).
Les dernières contaminations générales ou importantes de la biosphère ont été induites par la catastrophe de Tchernobyl, le 26 avril 1986, qui reste aujourd’hui la principale contamination radioactive de la zone interdite et de certaines zones contaminées par le passage du nuage, puis par la Catastrophe de Fukushima.

Normes : elles ont varié selon les pays, les époques et les produits (plus sévères pour le lait que la viande, car le lait est davantage consommé par les enfants, qui sont plus vulnérable au césium 134 ou 137).
À titre d’exemple, pour la viande :

600 Bq/kg est la norme européenne actuellement en vigueur 3 à ne pas dépasser pour la venaison et la viande d’animaux d’élevage ;
500 Bq/kg est la norme pour le Japon4 ;

3 700 Bq/kg est la norme, beaucoup plus laxiste, édictée en URSS suite à l’accident de Tchernobyl5 avant d’être redescendue à 740 Bq/kg en Russie en 1990 ;
592 Bq/kg est la norme actuelle pour les pommes de terre et la viande au Bélarus, décidée par le gouvernement, une fois la république devenue indépendante.
http://fr.wikipedia.org/wiki/C%C3%A9sium_137#cite_note-3

上記の牛肉の例でも、

ヨーロッパは 600 Bq/kg
日本は 500 Bq/kg
(3 700 Bq/kg はちょっと特別なのでおいといて、)
ベラルーシで592 Bq/kg

ヨーロッパ内の基準値は日本より高いみたいんですよね。。。。。と言うことは・・・

まあ、ほんとのところは私にはよくわかりませんがね(^.^)

ところで、「ベクレル」という単位の名称は、ウランの放射能を発見して、ノーベル物理学賞を受賞したフランスの物理学者アンリ・ベクレルHenri・Becquerelからきてるって知ってましたか?

ベクレルさんと同時にノーベル物理学賞をとったのがキュリー夫人Madame Curie。
放射能 (radioactivity) って言葉は、そのキュリー夫人が発案した言葉だとか。

今、よく聞くこれらの言葉は、フランスで生まれたという豆知識でした♪

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