フランスに来てずっと疑問に思っていたのですが、日本の雑誌などに書かれているフランスと、本当のフランスは何か違うんです。
長年住んで分かってきたことは「フランスに関してはなんでも美化するのが普通と言う風潮がある」こと。
- 昔は本当に繁栄していたので、その名残か?
- 植民地からきた人々の名残で、外国人はフランスのいい事しか言ってはいけないのか?
- フランス人が自分達のいいとこばっかり宣伝するせいか?
- 理想を掲げるのが上手でそれを宣伝するけど、実情はその理想に追いついてないせいか?
理由はたくさんあると思うのですが、事実も多少は含んでいるものの、大抵は大部分が過大広告されていることがよくあります。
あまりにも現実とかけ離れていてびっくりすることもあるものの、その内容はみんなの憧れな世界そのもの。
そこで、こういったフランス紹介分野を
「異次元フランス」
と名付けてみました!(私がこの言葉の生みの親。他ではまだ使われていません。)
しかしながら、この「異次元フランス」。
真実や事実が書いてないから役に立たないと言うことはないと思うんです。
実は、役にたっているから売れるのです。
なぜ、人々は「異次元フランス」が好きなのでしょうか?
その答えは
「癒し」
例えば、
心が弱っている時に、
「異次元フランス」で救われる!
老いを感じてた時には
「年齢を重ねた女性がもてるフランス」
ダイエットに挫折した時には
「ダイエットしてても、好きな物は絶対食べるのがフランス風」
結婚したいのに、結婚できない。そんなときには
「フランス人は結婚しない」
現実の世界がいやだ
「フランスはもっと素敵な世界!」
普段の生活を忘れて、異次元フランスで夢を見る。あこがれの世界。理想の世界。夢の世界、
それが「異次元フランス」。
心が弱っている時には、嫌な事を忘れさせてくれて、心を癒し、大きなパワーとなるのです!
そんな、素敵な「異次元フランス」が書かれた本を集めてみました♪
あなたも、これらの本を読むと、たくさんの夢が見れます。そしてきっと憧れの世界にどっぷりつかることで幸せを感じることができるでしょう♪
そんな、幸せな時間をどうぞお楽しみあれ(^^♪
「異次元フランス」にようこそ!
フランスの子どもはなんでも食べる
あああ、もうこんな、しょぱなから、う。。。。おっと違った。
気を取り直して、そう!もちろん!
フランスの子供はなんでも食べます!
好き嫌いなんてありませんよ~~~♪
「どうやったら、うちの子の好き嫌いが直るのかしら?」
とお悩みのお母さん。ぜひ、この本をお読みください!
フランスの子供のように好き嫌いが無くなって欲しいですね♪
カナダからフランスに引っ越した著者は、フランス人の子どもたちと自分の子どもたちは食べ物に対する向き合い方が根本的に違うことに気がつく。偏食でスナック菓子が大好きな自分の子どもたちに比べて、長時間行儀よくテーブルにつき、出されたものは何でも喜んで食べるフランス人の子どもたち。「この違いはどこからくるの?」本書は、カナダ人のママがフランスの田舎に住み、文字通り体当たりで学んだ、「フランスの子どものように何でも食べる子どもを育てるコツ」をまとめた1冊。
フランスの子どもは夜泣きをしない
まあ、、、フランスの子供も泣いてるんだけど、それをほっとくのが基本ってなだけなんだけどね。。
おっと、もちろんそんなことありませんよ~~。
フランスのしつけは素晴らしいので、だから子供が夜泣きするなんてありえないんです!!
どうすれば、夜泣きしない子供になるのか!ぜひフランス流をお試しあれ!
3児の母親でもあるパリ在住の元ジャーナリストがフランス流子育てを観察分析し、秘訣を紹介する。夜泣きや食育、保育園などの様々な場面で、子どもを「小さな大人」として扱う様をユニークに描く!
フランス女性は太らない
ふ~~。あまりにも凄い題で脂汗がでてきた。
だ、だって、フランス女性は、みんなスラッとして素敵♪だってだって、太らないんですもの~~
バランス重視で毎日3食、栄養あるものを適量、心から味わって食べる。そして楽しく歩き、階段を上るなど、ちょっとずつ動く。フランス女性の優雅な健康生活とは? 全世界で300万部のベストセラー待望の文庫化。
フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか
最近、シャッターばっかり見かけるけどさ~(´・д・`)ボソッ・・・・
な~んてね(^_-)-☆
いつもお花に包まれた素敵な地方都市ばかりのフランスの街並み。そこにはどんな秘密が隠されれいるのでしょうか?よく考えられて行政が行われているっていう証拠ですね。素晴らしい。
日本と同じくクルマ社会で、郊外には巨大なショッピングモールがあるのに、なぜフランスの地方都市の中心市街地は活気に溢れ、魅力的なのか。「駐車場と化した広場」から「歩いて楽しいまちなか」への変化の背景にある、歩行者優先の交通政策、中心市街地と郊外を共存させる商業政策、スプロールを防ぐ都市政策を読み解く。
フランス人はお菓子づくりを失敗しない。
はい。
もちろんです!フランス人は絶対お菓子作りを失敗しませんよ♪
まずお料理する人も減ってきてるっていて、作れないって言う人も多いって言うのは内緒にしておいてください。
お菓子――それは人を幸せにするもの。フランス人は子供も大人もお菓子が大好きです。本書は、フランスでプロのパティシエとして活躍後、パリの自宅でお菓子教室を営む著者が、はじめてお菓子作りに挑戦する方でも失敗しないように作り方をやさしく解説したフランス風お菓子のレシピ集です。簡単、シンプルでおいしいお菓子作りの手順や注意点だけでなく、食べごろ、保存方法、賞味期間も記載。まさに失敗しないレシピ集です。
フランス人の部屋にはゴミ箱がない
まあ、これはほんとだわ。
ほんとにゴミ箱ないんだよね(笑)で、目次を見てみると
<目次>
第1章 生活空間には、気に入ったものを少しだけ
・フランス人の部屋にはゴミ箱がない
・日用品をストックしない
・収納家具はできるだけ少なくする
・何を買うか、何を捨てるかで悩まない など
第2章 効率を考えたキッチンの作り方、使い方
・食事はワンプレートで、準備と片づけの時間を短縮
・食事のしたくに手間をかけない
・家では、ワインやコーヒーは飲まない
・果物はインテリアの一部、食べる時は皮ごと など
第3章 自然体が生み出すフランス流の美しさ
・メイク用品は、ほとんど買わない
・フランス人は衝動買いしない
・水を飲むのが、一番のスキンケア
・服を買うより、花を買う など
第4章 軽やかに暮らすためのスッキリした人づきあい
・やみくもにプレゼントや手土産を渡さない
・高級レストランより、自然を感じるピクニック
・子育ては適度な距離感で
・物より思い出を大切にするフランス人のバカンス
素晴らしい質素なフランスのお手本が詰まっていました♪
でも、家でコーヒー飲まないのに、コーヒーマシーンとか、ガンガン売れてるのはなぜなんだろうね(笑)
買わない。持たない。だから、捨てない! 日本でも簡単にマネできる、パリのシンプルな生活術とは――。部屋だけでなく、服や料理など、すべてが優雅に見えるフランス人の暮らし。そんな素敵な暮らしの秘密は、彼らの生活姿勢にあります。それは「無駄をなくす」を徹底していること。本書は、フォトグラファーとして多くのフランス家庭を訪ねてきた著者が、厳選されたものだけに囲まれて暮らすための40のコツを、豊富なカラー写真とともに紹介。「部屋を倉庫にしてしまわないように、日用品はストックしない」「たくさんの食器を洗うのは大変だから、食事はワンプレートで」など、フランス人ならではの知恵は、日本人にとっても、お金をかけないシンプルな暮らしのヒントになります。
異次元フランス本の使用注意事項
ほんとに、異次元フランスは素敵なことばかりです。
しかし、ここで注意しなくはならないのが、実際にそんな生活をしているフランス人が大半かと言えば、そうではないこと。
これらの本に載っていることを真に受けて、フランスに来たら、そこには現実とのすごいギャップが待っています。
そのイメージと現実との違いから日本人が陥りやすいと言われているのが
パリ症候群
異文化における適応障害の一種であり、カルチャーショックの一種。「流行の発信地」などといったイメージに憧れてパリで暮らし始めた外国人が、現地の習慣や文化などにうまく適応できずに精神的なバランスを崩し、鬱病に近い症状を訴える状態を指す精神医学用語である
wiki
この点については、十分に気を付けたいところです。
「異次元フランス」は憧れの世界
心の生活を豊かにする。そんな効果がギッシリ詰まったオシャレで、素敵な世界(^^♪
現実とは違うけど、その異次元な世界を楽しむ分野なのではないでしょうか?
twitterでの皆さんの感想
キラキラ妄想フランスと呼んでいます。フランスの良いところって日本で取り上げられるキラキラフランスとはちがうところにある!!異次元フランスと言う分野 https://t.co/OtT8YJxFUT @ulala_goさんから
— Tsunagi (@tsunagik) 2017年5月3日
フランスには全ての答えがあるんだね。ジョンレノンもフランスを目指せば良かったのにインドじゃなくて。。。
ブログ面白かった。異次元フランスと言う分野 https://t.co/j1Lw24FjHm via @ulala_go
— Zenzy (@babyzenzy) 2017年5月1日
何で美化するんだろう?本当に心酔しきっていっちゃってる人以外だと、とりあえず舶来上等と言っていれば本国の3倍4倍で売れるからってことなのかなあ、デパートとか、貿易関係の人?あと航空・旅行会社? https://t.co/i7WBDR6r5h
— saya (@nautilus_264) 2017年5月3日
もうこれその通り過ぎて笑いしか出ません
友だちが「日本ってフランスに片思いしてるみたいね」って言ってましたが、住んでみると片思いというよりそれ妄想 https://t.co/MfI9TBDs5R
— 星野りかこ (@HOSHINOricard) 2017年5月3日
異次元フランスと言う分野 https://t.co/hPCXE3V4nz @ulala_goさんから 日本ではおしゃれなイメージが先行しがちなフランス、パリですが、地域によっては治安が悪い所も多いし、街中にもスリいるし、日本で身に付けたイメージのまま行動するとえらい目に遭います。
— 出直し@Ȼ'ǻ-ɍ_r*ɏ (@cmpr2017l29zwxl) 2017年5月1日
@ulala_go 日本の芸能人さんなどでフランスに住んだことのある人がご自分の知っている範囲(つまり異次元)を紹介なさいますからねー
— paresseuse0904 (@paresseuse0904) 2017年5月1日
私は10代の頃にパリに住む日本人ライターの方の本を読んで「花の都」ではない事を知った。だから未だにフランスマダムとかイタリアのミラネーゼを過剰に美化して特集する日本雑誌が時代錯誤だなぁと。(あっでもイタリアは第2の祖国だからちょっと甘口だが) https://t.co/r9lrrZS9wV
— meg (@megmi111) 2017年5月1日
@ulala_go どんなに危険が多くて臭くて不潔か…なんてどこにも書いてないですもんね(笑)
ワタシが住んでた頃は、25ansの雑誌などで美化しきってて、ギャップが大きかった。アパルトマンで生活するパリの暮らし…とか。それで些細なことで刺されて亡くなった大使館員いたなぁ。— Annamaria(アイハブ大和魂) (@Santamadonna) 2017年5月1日
@ulala_go 開高健の「夏の闇」の書き出しのパリを思わせる話を聞かないのは、どうしてですかね?
壁紙にノミを潰した跡が斑点になって残ってる学生下宿少し おしっこ臭い、でもとても美味しい 下町のモツ鍋屋
…おフランス観光協会的な団体の要望ですかね(笑)
— ゆうゆう (@lednight) 2017年5月1日
コメント
フランスに旅行した知人は皆嫌な目に遭って、もう行きたくないと言ってます。フランス菓子教室の先生はフランスに行って嫌な目に一度も合わず楽しまれています。フランス語の先生は、英語を全否定しながら、フランスとはこんな国と色々教えてくれます。まだ行った事の無い私は、映画を観てフランス人でもフランスは住みにくいが、母国を愛しながら生活しているのではないかと思ってます。
でもキラキラしたイメージを持ってるのって、日本人だけじゃないですよね?アメリカ人とかも相当だし、アジアの国の人だってフランス行きを夢見てますよね。日本人が盲目なのではなく、そもそもフランスがそういう妄想を持たれやすい国なんじゃないですか?
憧れを持たれてたのは間違いなく歴史的にそうなんだと思いますよ。