フランス、新学年が始まるも学校をボイコットする親達とかそんな世界

フランスの幼稚園、小学校は、なんと今まで

水曜日はお休みの週4日制

子供達は週4日しか学校に行ってませんでした。
働く親の時間を優先してきたための結果であり、日数よりも毎日5時頃まで子供を預かってもらうことが優先されてきたというのも理由の一つ。

日本では小学校低学年は下校時間が早く、高学年になるにつれ授業時間が増えて下校時間も遅くなりますが、
フランスでは、幼稚園から小学高学年まですべて同じなため、子供達、特に低学年の子供達が疲れて身につかず効率が悪い。

更に子供達の学力の低下が問題になっているのに、授業日数は、世界的に比べてもかなり少ない。(参照 :「国によってこんなに違う、各国の義務教育事情」)

そういったことも踏まえて、去年から授業日数を長くすべく、水曜日の朝、もしくは土曜日の朝を登校することとし授業日数を増やし、その代り一日の授業時間を減らすことに。

ということで去年から徐々に子供達は週5日制になり、今年は全学校が切り替わることになっています。

週5日になることで、そのうち4日間は授業を早めに終ることとするけれども、その後は日本言うクラブ活動のようなアクティビティの時間に費やして、5時ぐらいまでは学校側で子供の面倒を見る体制は保つと言うのが、フランスとして目指すところ。。

この体系は、英国の授業体系が基本となっているようなインターナショナルスクールの学校や、日本などのリズムに近くなる感じです。

でもインターナショナルスクールでは3時半まで5日間毎日授業があることを考えると、まだまだフランスの授業時間は少ないのでそれだけで学力が本当に伸びるのか?とも思いますが、それでも以前よりはましなのでは?とulala的には思っております。

が・・・

各町毎に違う学校時間

学校の時間は、各自治体により異なります。

下記より、各学校の時間帯を調べることができます。

http://5matinees.education.gouv.fr/

例えば、無作為に調べてみると。

パリ 15区の学校の場合

École élémentaire publique Emeriau – Paris 15e

月曜日と木曜日は16時30分まで授業
火曜日と金曜日は15時まで授業
水曜日は11時半まで
パリの学校時間

ボルドーの学校の場合。
École élémentaire publique André Meunier – Bordeaux
月曜日は14時半まで授業
火曜日、木曜日、金曜日は16時まで授業
水曜日は12時まで
ボルドー学校時間

コートダジュールに近いIsola 2000と言うスキー場があるところでは

École primaire Clans – Clans
月曜日、火曜日、木曜日、金曜日は16時半まで授業
水曜日は12時まで授業
スキー場近くの学校
でも、一向に子供達は外に出てこず。

どうも、学校の人に聞いてみると4時45分に終わるらしいことがわかって更に待つ。

が、4時45分になってもいつものように子供達は門までこない。

以前は安全のために、門の外で待ってなくてはいけなかったのだけど、、

これからは中まで入って子供を探してくるべきなのか?
それともここで待っていれば、子供達がやってくるものなのか?

いったい、どうしたらいいのか。。。。まったく説明もないので、「????」なお迎えの人たち。。。

でも、学校に来ているのまだいいようで、スキー場Isola 2000のある近くの学校では、

学校をボイコット。

学校には、一人しか生徒がこなかったと言う話。

Isola 2000 refuse l’application des nouveaux rythmes scolaires
http://france3-regions.francetvinfo.fr/

理由は、
「大半の親ががスキー場で働いて、土日は出勤しているので、水曜日が唯一の家族の時間だった」
「水曜日の午前中だけ学校にされても、半日の短い時間だけなんて、面倒みてくれる人はいない」

それなのに、水曜日の午前中を学校だなんて大反対!

だったら、水曜日を授業にせずに、この学校は土曜日を授業時間に当てたら方がよかったのかも。。もっと、親達と話し合いをするべきな事例。

この新しい学校のリズムに慣れるのに、時間がかかるフランス人は多いようです。

ちなみに中学校

ulala家では、今年から息子の方が中学校に行くことになりました。とりあえず初日は6e(中学一年生)のみの登校日で、他の学年はいないという日。

しかし、6eだけなら混乱も少ないかと思いきや・・こちらも初日は波乱(-_-;)

なんと、息子、5時学校が終わって学校専用のバスに乗って帰ってくる予定が

6時になっても家にたどり着いてない((((( ;゚Д゚)))))

どうも、降りるはずのバス停ではバスが止まってくれず、そのまま乗り続けたらしい。

そうとは知らないながらも、バス停で待っていたulala

確かではなかったけど、あの目の前を通り過ぎたバスには息子が乗っていたに違いない。

と、どんどん心配に。。。

30分ぐらい待っても一向に帰ってこないので、バスの終点に行けばいるかも?と思い車で向かったら、次のバス停に、同じく子供を待ってる息子の同級生の親御さんを発見。お話を聞いてみることにしました。

「上の息子の時も、間違ったバスに乗せられて、帰ってこれなかったんだ。下の息子も同じ状況になってるのだと思う。
でも、車庫に子供を乗せたままいけるわけじゃなから、僕はここにバスが子供を連れてくるのを待ってるんだよ。それでも帰ってこなかったら電話かけようと思ってる。」

と言う話なので、ulalaもまた元のバス停に戻って待つことに。

そこで、ようやく息子が

歩いて登場

やはり、降りるはずのバス停で降りれなかった息子。でも、バスの運転手に聞いたらこういわれたそうです。

「路線以外は走ることが禁じられているので、戻ったりすることはできない」

でも、バスの中には、降りれなかった生徒が3人もいたらしい( ;´-ω-)

しかも、ulalaがバスを目撃した時には、4,5人しか乗ってなかったバスなのに。。。
ほぼ全員降りれなかったこと?

だいたい、フランスは、小学校まで親の送り向かえが普通で、一人で行動したこともない子供達。

小学生の子供が一人で歩いてなんかいたら、

「子供を一人で歩かせておくなんて、親は、基地外だわ」

と言われるぐらいで、日本と比べても犯罪が多いので慎重になる人も多いフランスの町。

今まで、中学生になるまで一人で歩いたこともないのだから、初めてバスに乗せられて、よくわからないのもしょうがないと思う。

ここで日本だったら、お手伝いしてくれる人や、バスの運転手が気を利かせてくれそうな気もするが、ここはフランス。

「子供自身の自己責任」

のもよう。

バスの運転手は運転手で、自分の責任の方が大事で路線以外は走れない。

ということで、

「家に歩いて帰るよう」

言われて、自分の降りるはずバス停で降りれなかった3人は

市役所の前で降ろされたらしい。

ulala家からは結構遠かったけれども、何度も車で通ったことがある場所なので、とりあえず無事にそこから歩いて帰ってきた息子。
今日はリストに書かれた物全部持って行ったので、すごい重い荷物にもかかわらず、あの長距離を歩いてくるだなんてほんと偉かったわ。。。

が、そこで思い出した。

朝行われたの中学側の説明

「今日は初日なので、絶対誰もバスに乗り遅れないようにバスに乗せます。まあ、でも子供ですから、間違えることもありますから、お子さんを叱らないであげてください

とか言われたが、その時はよく意味がよくわからなかった。

「叱るって誰が叱るの?間違えるって?」

と思っていたが、ようするに、このことだったのだろう。

「自己責任」でちゃんとできなかった子供を叱るフランス人両親がいると言うことなのだろうと納得。

まあ、とにかく、今日も子供達は無事に家に帰ってきたのでよかった、よかった。

フォローする